TBSラジオ「大沢悠里のゆうゆうワイド」でNHKでラジオについて各局のパーソナリティが集ってラジオトークをやると聞いたので、聞いてみました。NHK第一を聞くのは久しぶりです。いっとき「ラジオ深夜便」を聞いていた時もあったのですが、最近は選挙の時くらいしか聞かなかったですから。NHKも結構くだけたタッチで放送しているものなんですね。
NHK第1で10時間以上に渡って放送された『今日は1日ラジオデー「広げようラジオの魅力」』というワイド特番の1コーナー(コーナーにしては長いのですが)なのですが、時間を間違えて5時30分頃にスイッチを入れたので、高山哲哉アナウンサーと谷村奈南さんの「未来のラジオ〜MediaShip ARGO〜」から聞き始めました。
高山アナはけっこうバラエティタッチでしゃべっていらっしゃったのですが、普段耳慣れていないせいもあって、おどけた口調がなんかちょっと痛々しく感じてしまいました(苦笑)。テッチーなんて呼ばれているくらいなのでNHK的には若者向けのエース的存在なのかも知れませんが、民放のこの手の番組に手慣れたアナウンサーに比べると、ちょっと固さというか変な真面目さを感じました。
どうすれば若者にラジオを聞いてもらえるかみたいな話で、アメリカのように多チャンネル化すればいいという意見がありましたが、一つの手段かもしれませんが、10局あって聞かれないものが100局あれば聞かれるのでしょうか?音楽中心の局であれば専門チャンネル化はアリかもしれませんが、リスナーが限定されるので聴取人数は減るかもしれません。その際、多額の設備投資費等が償却出来るのかはよく解りませんね。生活にラジオが根付いているかどうかの問題じゃないかと思うんですけどね。
また韓国では携帯ハードディスクプレイヤー(ipodみたいなヤツ)にラジオが付いてるという話がありましたが、そんなもん需要があってみんな聞くならすぐにメーカーは付けますよ。需要が薄いからコスト減の為に付けないだけでしょう。話をされていた韓国人の女性のおっしゃっていたテレビの方が面白いからというご意見が、一般的にはズバリだと思います。そんなにラジオを聞いていない人の意見はそんなもんだと思います。
掲示板などで双方向でリスナーが語り合える番組がいいという意見もありましたが、確かにそういう番組が出来ればいいんですが、なにせ聞かれていないもので、最近はリスナーの方がノッてこないような気がするんですよね。番組公式掲示板で特定の人ばかり集まり過ぎるのもどうかなと思ったりもしますし、局側は荒れるのが嫌でしょうしね。そして掲示板なら某巨大掲示板のような専門のサイトの方が需要があるんじゃないでしょうか。
最後に高山アナがスタジオが見えるようなラジオがやってみたかったというようなお話がありましたが、試みとしては面白いですが、個人的にはそういう視覚的要素のあるものは純粋な意味ではラジオとは言えないと思います。
そうこうしているうちに「未来のラジオ〜MediaShip ARGO〜」が終わり、「ラジオ・トークセッション」が始まりました。出演は上田早苗アナウンサーがメインMCで、大沢悠里さん、ジョン・カビラさん、斎藤安弘さん、亀渕昭信さん、音好宏さん、隈元信一さんなどの方々。文化放送とかは呼んでもらえなかったのでしょうか(苦笑)都合がつかなかったんでしょうけど。大阪なら浜村淳さんや道上洋三さん、ヒロTさんとかが出演されてたのでしょうかね?
でも若者にっていう話をするのであれば、伊集院さんやナイナイさんにも出てもらう方が良かったんじゃ?という気もします。
上田アナがラジオをやるようになってラジオが好きになったというお話をされていましたが、そういうラジオパーソナリティが増えればいいなと思います。
ここでもラジオの良さみたいな話がありましたが、その中で安上がりっていうご意見がありました。まあ、確かにその通りで私もお金は持ってないですが、個人的には金が無いからラジオって訳でもないんですけどね・・・(苦笑)一応部屋にはラジオの何倍もの値段の薄型地上デジタル対応テレビもありますが、それでもラジオが好きで聞いてるんですけどね。
外ロケもあって、普段ラジオを聞かない人に“ラジオ聞きます宣言”をしてもらうという企画もされていたのですが、なかば無理矢理な感じもありましたね。でもこういうのを長年続けていれば効果はあるかもしれません。「そういえば、この間ラジオ局来てたなあ。聞いてみようか」というきっかけになるかもしれません。接点が増えれば、そういうアクションが増える可能性はあるんじゃないかと思います。
リスナーさんのご意見で、お年寄りのように比較的時間がないとラジオは聞かれないので若い人は聞けないみたいなものがありましたが、私は逆でしたね。夜中まで仕事ばっかりしていたり、外に出る事が多かったので、どこでも聞けるラジオをよく聞くようになりました。テレビはそういう訳にいかないですからね。
RCCラジオ「秘密の音園」の青山アナが電話で出演されていたのですが、若者に何がウケるのかみたいな話に対して、若者若者と思わないようにしているというお言葉が至言だと思いました。若者だろうが中年だろうが面白ければ聞くと思います。権威に対して媚びる訳ではありませんが、さすがギャラクシー賞パーソナリティだなと思いました。
またローカルならではの強みみたいな話もされていましたが、それもあると思います。学校名が出たり、先生の話が出たりコア過ぎるみたいな話もあったのですが、それがラジオのトークじゃないですか。知らない先生の話で聞いてるリスナーが盛り上がったりするのが面白いもんだと思います。
若者の心をつかむテクも聞かれていらっしゃいましたが、技術的なことじゃなくて、本音で語るというようなことをおっしゃっていらっしゃいました。私もそうだと思います。もちろん話術や一般的な知識など技術の必要な部分はありますが、テクやノウハウだけじゃないと思います。下手でも一生懸命なパーソナリティは好感が持てるものです。
友達に勧められて聞こうと思ったけどラジオのスイッチの入れ方が解らないっていう笑える話もありましたが、実際そんなもんかもしれないなと思います。ラジオが若者に聞かれないって、そりゃ聞いた事の無いものを何のきっかけもないのに聞きませんよね。そんな中で親御さんが子供に「秘密の音園」を勧めているっていう話もありましたが、素晴らしい話だと思いました。そういう形でラジオの楽しさが伝承されるのは最高ですね。
電リクの話の中で阪神大震災の話題が出ていましたが、当時大阪にいた者としては、あれは本当にすごかったと思います。ラジオの意義というか底力を見たような気がしました。あれは、忘れられないですね。当然お笑いトークみたいなものは無かったのですが、給水地情報や安否確認をずっと聞いていました。個人的には身近な人々には行方不明等の被害が無く、そういう情報は私自身は必要では無かったのですが、これが今、起こっていることなんだという現実を把握するように聞いていたように思います。この情報を本当に必要としている多くの人達がいるのだと。
コーナーが変わって北海道や奄美のコミュニティFMが紹介されていました。普通のFMも聞かないのにコミュニティFMは聞いた事もないのですが、いろんな取り組みされてるんですね。ただ、奄美のコミュニティFMの方が電話でハウリングを起こしていたのは、ちょっとしっかりしてくださいなと思いましたが(苦笑)。
隈元信一さんが全国のラジオを取材した話をされていましたが、地方も含めてラジオは元気だとおっしゃっていましたが、私もそうだと思います。経営的にはかなり厳しいようですが、番組自体は元気な番組も全国いろいろあるんじゃないかと思います。
デジタルラジオの話も出ましたが、いままでのAM・FMがテレビのように終了せず、またデジタルラジオを聞くのに専用受信機が必要ならば、まず九分九厘失敗すると思います。映像なんてあっても意味が無いです。そんなものはインターネットがあればだいたい事足りますので。
想像力がラジオの魅力みたいな話もありましたが、それはちょっとな・・・と私は思います。百聞は一見にしかずだし、ハッキリ解る方がいいものもいっぱいありますからね。それが第一の魅力だとするのなら、ちょっと魅力的に弱いと思います。どなたかがおっしゃっていましたが、そういう状況を上手く伝えるしゃべり手の語りがいいっていうご意見がありましたが、私はその意見の方が共感出来ます。
脳を活性化させるっていう話もありましたが、だいたい娯楽で聞いてるんですから、そういうラジオを聞く行為に対する意味性みたいなものは、そんなにいらないんじゃないかと思います。体にいいからニンジン食えみたいな話じゃなくて、美味しいからニンジン食べるって感じになってほしいとこですね。
中身を大切にするっていう話もありましたが、まさしくそう思います。スポンサーが付かないからさっさと番組を切るとか、タレントの事務所の都合で面白いパーソナリティをザクザク切るとか、そういうのは止めてもらいたいもんですねえ。ラジオは構成や企画も大事なんですけど、やっぱりパーソナリティが大部分を握ってると思うんですよね。人にリスナーが付き、リスナーを引きつける人が多くいる局にリスナーが付く、そういう感じになるんじゃないでしょうか。
ラジオの未来はバラ色というお話がリスナーさんからありましたが、ラジオ好きがそんな事言うなよって言われそうですが、個人的にはバラ色とは思えないなあ。ただ、もうダメとも思わないです。まだ、やれることはあるとも思いますし、このまま縮小傾向であっても細々とでも続けていけばいいんじゃないかと思います。
中継聞きながらレポーターさんを探したっていうリスナーさんがいらっしゃいましたが、私もそれっぽいことしたことがありますが、けっこう楽しいんですよね。ちょっとした宝探し気分みたいなことをおっしゃっていましたが、解るような気がします。
最後の方で聞いている人は部屋の電気を点滅させるという遊びをやっていたのですが、スタジオは点滅が見えて盛り上がっていましたが、私もやってみましたが、私の部屋のベランダから見える範囲では残念ながらカチカチは無かったですね(苦笑)こういう遊び、深夜放送のロケなんかでよくやっていましたね。
放送を聞きながらこの文章を作成していたせいで、ダラダラと長くなってしまいましたが、ラジオ好きとしては興味深い番組でした。
放送の中で若者にラジオが聞かれないのは、きっかけがないっていう話がありましたが、私はその通りだと思います。人気番組であれば聞きさえすれば大概の人は面白いと感じると思うんですよ。その為に番組でもどなたかがおっしゃっていましたが、テレビ等の他のメディアでももっとクロスしてほしいと思います。ラジオ局同士だけじゃ仕方ないと思います。「BRUTUS」のラジオ特集が意義深いと思うのは、「BRUTUS」でやったからだと思うんですよ。こんなもん「ラジオライフ」や「ラジオ番組表」でやっても、記事としては面白くても、広めるという意味では意義が薄いと思うんですよ。電通の方がラジオ全体で規模感を出せみたいなことをおっしゃってたような話がありましたが、私もそういう感覚が欲しいと思います。だいたい日に何時間もラジオを聞くラジオ好きの私であっても、たまたま「大沢悠里のゆうゆうワイド」を聞いていなければ、このラジオデーの番組をやってることすら知らなかったんですから。
ラジオは若年層にとってはニューメディアみたいな話がありましたが、なんかラジオ好きとしては寂しい話ではありますが、実際そうかもしれません。触れれば番組中でラジオの良さと語られていた繋がりや暖かさは年代関係なく感じられるんじゃないかなと思います。
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