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2009年12月30日 (水)

2009年のラジオリスニングを振り返る

年の瀬も押し迫ってまいりました。ラジオを聞いていると年末年始交通情報が流れるようになりました。私は年末年始はラジオをほとんど聞かずテレビばかりになりますので、今年最後の更新として2009年の個人的ラジオリスニングを振り返ってみようと思います。

よく今年1年を漢字一文字で例えるとっていうのがありますが、個人的に2009年のラジオリスニングを振り返ると“変”だったかなという感じです。なんといっても生まれ育った大阪から東京へ転勤で移り住んだのは大きかったですね。聞く番組が大きく変わってしまいました。そして東京に来て思った事は“東京のAMラジオは面白い”ということですね。まあ、ちょっとした対抗意識もあってラジオは大阪の方が面白いと思っていましたが、さすがキー局で東京のラジオも面白いです。

ラジオをよく聞いているといっても日本全国の全ラジオ局を聞いている訳ではないので、私がよく聞く東京と大阪のAMラジオ、それも主にTBSラジオ・ニッポン放送・MBSラジオ・ABCラジオの話ですが、タイムテーブルがよく変わった一年だったなという印象です。
東京で言いますとTBSラジオの「バックグラウンド ミュージック」や「コサキン DE ワァオ!」、「ストリーム」、ニッポン放送の「銀河に吠えろ!宇宙メンTAKUYA」、文化放送の「キンキンのサンデー・ラジオ」やTOKYO FMの「松本人志の放送室」も今年の終了なんですね。
大阪で言いますとABCラジオの「全力投球!!妹尾和夫です」、「ミュージックパラダイス」、桂南光さんと土谷多恵子さんの「歌謡大全集」金曜日、「アシッド映画館」、MBSラジオでは「朝いちばん!豊島美雪です」、「さてはトコトン菊水丸」、「板東英二金曜生BanBan」、「MBSサウンドキングダムー音楽王国ー」と人気番組・長寿番組・基幹ワイド番組の終了が目立った一年だった印象が強いです。

そして変わって始まった番組が局アナの多用、一番組あたりの時間の拡大、大阪でいえばネット受け番組の増加と素人の私が知る限りの経費削減策のオンパレードでした。まあ、百年に一度の不況とか言われる状況ですので仕方ない側面はありますが、なんか寂しいなとも思います。

そんな中で局アナ起用が表目に出たのが「小島慶子 キラ☆キラ」でしょうか。東京のラジオ好きの間ではちょっとした旋風を巻き起こした感がありますが、あの番組は確かに面白いですね。「大竹まことのゴールデンラジオ」も面白いですけど、最近は個人的には「キラ☆キラ」に傾いています。

私が好きだった「ヤンピース」を終わらせて始まった「銀河に吠えろ!宇宙メンTAKUYA」も1年で終わってしまい、「オールナイトニッポンGOLD」が始まりましたがあの番組は好評なんでしょうか?メンバー的にはこの経費削減の波の中にしてはメジャーなメンバーを集めた感はありますけどね。

大阪のAMラジオは個人的には今年は厄年かって感じでした。「全力投球!!妹尾和夫です」の終了は納得がいかなかったですね。まだまだ充分パワーがあった番組だと思います。「ミュージックパラダイス」も人気的には下降気味だったのかもしれませんが終わらせなくても良かったのに。それに何と言ってもえげつなかったかったのは「誠のサイキック青年団」の終了ですね。私はあの番組のリスナーではありませんでしたが、21年も続いた番組にあの仕打ちは無いよなあと思いました。決まっていた最終回まで放送せず、まさに途中で“打ち切り”という前代未聞のひどい終わらせ方に加えて、チケット完売だった番組終了イベントの中止、パーソナリティ北野誠さんの芸能活動無期限謹慎など、リスナーにはあまりにあまりなことの連続でしたからねえ。長くラジオを聞いていますが、今回ほど不可解で消化不良な番組終了は無いですね。ABCラジオがレーティングでMBSラジオに何年か振りに負けたという噂も聞きますが、リスナーへの義理を欠いたような行いを重ねた結果ではないかと思っています。あれだけやればリスナーも局に対して嫌気がさしても不思議では無いと思います。私個人もMBSラジオよりはABCラジオの方がリスナーにやさしいと思っていましたが、今年1年で見方が変わりました。

MBSラジオも久しぶりにバラエティ的でいい感じだなと思っていた「MBSサウンドキングダムー音楽王国ー」を終わらせてしまって局アナの番組に変えてしまうし・・・「MBSうたぐみSmile×Songs」も聞いていて悪い番組では全然無いのですが、もう一人二人しゃべれる芸人さんとかが欲しいとこだなと思います。「ヤングタウン」以来の伝統のMBSスタイルの「ゴチャ・まぜっ!」も土曜日への圧縮ですし、私が子供の頃から慣れ親しんでいたMBSラジオの夜枠のバラエティは何年か前のように壊滅的状況です。

何より寂しいなと思うのが大阪のAMラジオの夜枠の東京からのネット受け番組の増加です。「MBSヤングタウン」や「ABCヤングリクエスト」以来の伝統の大阪ローカル夜ワイドのラジオ文化がもはや風前の灯火のようになってしまいました。夜の番組は東京でもある程度聞けるのですが、物理的に聞けなくなったんじゃなくて、無理して聞く必要が無くなったという感じです。ABCラジオの「JUNK」のネット受けは衝撃でした。MBSラジオがやるかもなとは思っていましたが、ABCラジオがやるとは。まあ、どちらにしても本気で東京の番組のネット受けをするとは思っていませんでした。自社制作にこだわると思っていました。東京の番組に負けない面白い夜ワイドがあるっていうのが大阪のラジオの一つの誇りみたいなとこだったんですけどね。時代の流れと思わないといけないのでしょうか。MBSラジオあたりに若手局アナと若手芸人さんと地元大阪出身ミュージシャンとかのメンバーで面白いバラエティラジオを作ってほしいなあとか思います。

なんか延々と愚痴の羅列のようになってしまいましたが、新しい番組との出会いもありました。年初から始まった城田優さんや吉岡聖恵さん、秋から始まったオードリーさんの「オールナイトニッポン」も楽しいですし、終わってしまいましたが「半田健人のオールナイトニッポン」も良かったです。新番組ではないですが、東京に来て新しく聞き始めた「JUNK」や「爆笑問題の日曜サンデー」も面白いですが、なんといっても個人的2009年最大の出会いは「安住紳一郎の日曜天国」との出会いですね。日曜の朝の局アナの番組であんな面白い番組があるのかと度肝を抜かれました。

そんなこんなで2009年も暮れていきますが、最後の最後で私の大好きなMBSラジオ「それゆけ!メッセンジャー」のパーソナリティ、メッセンジャーの黒田さんが逮捕されるという衝撃的な事が起きてしまい、番組がどうなるか解らない感じになってきましたが、来年も各ラジオ局の方々には楽しい放送を聞かせていただきたいものです。
それではこのブログをご覧いただいている皆様、良いお年をお迎えください。

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コメント

今年一年、ブログ更新お疲れ様でした。
毎日、大変楽しませて頂きました。

私がラジオを聞き始めたきっかけは、「お笑い好き」というところでしたが、今ではすっかりヘビーリスナーです。
「ラジオはリアルタイムで!」をモットーとしているが故、なかなか聞けない番組も多いのですが、現代っ子としてはPodcastも一つのツールとして楽しんでいます。

私も、今年の新発見はにち天でした。
やむを得ずPodcastなのですが(とても残念です)、毎回コンスタントに面白い放送は嬉しいですよね。
安住氏の流暢な喋りに、時に抱腹絶倒しました。

後は、伊集院さんや加藤さんといったベテラン芸人さんを改めて尊敬した年でした。
変にテレビに出ていると、ラジオだと手を抜いている(本人はそんなつもりないんでしょうが)パーソナリティーさんもいて凄くイライラするのですが、やはりどんな現場でも“楽しませる”という気持ちが垣間見えて感激しました。
伊集院さんの、「決して映像のないテレビがラジオなわけではない」という言葉に本気さを感じます。

長くなってしまってすみません。
来年も拝見させて頂きます!
よいお年を。

私もJUNKのネット受けについては、ラジオ中毒でも少し書きましたが・・・。私にとってもある意味衝撃的でした・・・。

ABCが不義理なのは、今に始まった話ではなく、昔からそういう体質なのですが、にしても今回はひどかったですね。

どちらにしても。聴取者に義理を欠く編成をす局は、最終的には信頼をなくすような気はします。

ABCにも少しはそういう部分を考えてもらいたいですな。

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しく御願いいたします。

TBSラジオは「ストリーム」が終わってどうなることかと思ってたら、小島慶子アナが爆裂トークで楽しませてくれてますね。一度Podcast聴きましたけど、これだったらまた聴きたい!と思わせてくれる内容です。

一方で関西はAM2強が激変しましたけど、ABCは親会社の朝日新聞とテレビ朝日にラジオ部門を棄てさせられているように見受けられます。明確な親会社がなくて、新聞やキー局との関係もフラットなMBSのほうが、まだましなのかな?とも思えますし。


2010年、関西では放送局の経営破綻や経営再編がいくつかなされそうな予感がします。
詳しいことがニュースになれば、また是非に。

まきさんコメントありがとうございます。
明けましておめでとうございます。
このブログを読んで楽しめていただていたなら嬉しいです。
「ラジオはリアルタイムで!」っていうのは正解だと思いますよ。学生時代は翌日居眠りしてごまかしていましたが(まきさんはそんな事してないかな?)、さすがに会社で居眠りも出来ないので録音で聞いていますが、ラジオは放送されている時間に聞くのが一番楽しいと思います。

「安住紳一郎の日曜天国」はポッドキャスト組も多いですよね。たしかにポッドキャスト以外の部分も面白いですけど、あの番組の聞き所は八割方オープニングトークだと思うので充分かもしれませんよ。

伊集院さんは特別だと思いますね。伊集院さんは珍しくラジオから出て来たスターですから。かなり昔に伊集院さんがオペラ歌手を名乗っていたとき(楽太郎さんの弟子だった頃。もちろん嘘なんですが、私はけっこうな間信じていました(笑))の放送(オールナイトニッポンの3時からの分)も聞いていましたが面白かったです。そこから伊集院さんの歴史が始まった部分もあると思うので、ラジオに対しての意識が半端じゃないと思います。感じは違いますが、ナイナイさんなんかも気合いを感じますね。加藤さんも「吠え魂」より前の大阪のラジオから聞いていますが、加藤さんはリスナーとの掛け合いに面白さを感じているように思います。そういうコミュニケーションが楽しいんじゃないですかね。
ラジオにはテレビとは違うラジオのノリみたいなのがあって、やっぱりそれを知ってるなと思わせる芸人さんはラジオで面白いと感じますね。オードリーの春日さんとか、芸人さんじゃないけど福山雅治さんみたいに素人時代にラジオを聞いていたパーソナリティにはそういう雰囲気を感じます。aikoさんなんかもインディーズの頃から大阪でラジオのレギュラー持っていて楽しい放送でした。彼女もラジオから出たスターだと私は思っています。最近はあんまりラジオやってくれないようなので残念です。

とくながたかのりさんコメントありがとうございます。
私の印象ではABCラジオの方が長く腰すえて番組を続ける傾向があったし、「おはパソ」なんかも「ありがとう」に比べて公開放送なんかもマメにやってますし、ラジオまつりでもリスナーとのふれあいを大事にしてくれて、放送終了後の握手とか写真撮影とかもけっこうしてくれてリスナーに優しかったですけどね。私が聞いていた頃は去年みたいなことは全くやらなかった印象があります。
番組が終わるのは全然不義理とは思いませんよ。終わらせ方に問題があると思うだけです。

サー伯爵閣下コメントありがとうございます。
明けましておめでとうございます。
こちらこそよろしくお願いします。
「キラ☆キラ」はおもしろいですよ。たまに眉をひそめる時もありますけどね(笑)。
放送局が潰れることはまず無いと聞きますが、何かはあるかもしれませんね。ラジオ・テレビ兼営局はラジオは本音はどうにかしたいと思ってるんじゃないでしょうかね。

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