TBSラジオの深夜の人気番組「アクセス」が2010年の春の改編で終了するそうです。この番組、いつも聞いている訳ではありませんが、たまに会社帰りに聞いていました。ニュースとコメンテーターさんのお話、そしてリスナーさんからの電話で構成される大人向け路線の個人的には一風変わった趣の番組だなと思っていました。存在自体は昔から知っていましたが、実際に耳にしたのは昨年東京に来てからなのですが、もう10年以上続いている番組なんですね。この番組を聞いていて思うのですが、世の中何か一言言いたい人が結構いるんだなということです。私もブログなどやっていますのでその傾向はあるんでしょうけど。この番組が好きかと問われると微妙なんですけど、個人的には少なくとも聞くものが無ければこれを聞くという感じの存在でした。
私は別に意識している訳ではないのですが、TBSラジオを聞くことが多いです。大阪育ちの私はどちらかというと全国ネットの多いニッポン放送の方が馴染みはあるのですが、番組を聞いているうちにTBSラジオを聞くことが多くなりました。個人的嗜好はもちろんありますが、正直TBSラジオの方が面白い番組が多いような気がしています。どうもTBSラジオはこの春に大改編を行う噂が聞こえてきますが、大阪のABCラジオみたいにはなってほしくないなと思います。ABCラジオもリスナーに優しいと感じる人気番組が多くありましたが、ここ数年でザクザクと切り落としていきました。今でもライバル局のMBSラジオは東京で遠距離受信で聞くことはありますが、ABCラジオの1008にチューニングを合わせることはまず無くなりましたね。まあ、あくまで私の場合の話ではありますが。
で、最近も会社帰りに「アクセス」を聞いていたのですが、聴取率1位でありながら番組が終了するのが残念というような話が放送でされていました。制作現場では、どないせえっちゅうねんっていう感じのようです。まあ、そう思うでしょうね。リスナーの評価が数字に表れているのに終了は制作陣としては納得いかないでしょうね。でもこれリスナーも同じ気持ちの人が多いのではないでしょうか?私もそう思います。面白いと感じていて聴取率も良いらしい番組が終わるというなら、いったいラジオはどうなるんだ?と思います。もちろん民間放送ですからスポンサーが付かないと続けられないっていう理由は解るのですが、そんなことばかりやっていると、どんどん安く上げて面白みの薄い番組が増えてリスナーが減少して広告媒体としての価値が下がるという負のスパイラルが発生していくような気がしています。「アクセス」の終了理由は本当のところは解りませんが、深夜にコメンテーターのタクシー代等も含めて経費が掛かるとかいうことが言われています。人様の会社のことなので私のような部外者があれこれ言うような事じゃ無いとは思いますが、平均年収一千万を軽く超えるらしいその人件費を少しなんとかしてみようとは思わないのか?とラジオ好きとしては思ってしまいます。筋違いな発言だとは思うのですが、面白い番組を聞きたいリスナーとしては、そう思ってしまうところもあるんですよね。
もしくは、一口馬主のような形でリスナーがスポンサーになるような仕組みは出来ないものなんでしょうか?せめてそこで収益が上がる番組は継続させるとかいうことになればファンの多い番組は予算が確保できるんじゃないかと思うんですけどね。まあ、そうなるとよく解らない団体などが意図的に自分たちに有益な放送を流すものに資金投入して公共放送の私物化の懸念があったりするのかもしれませんが。
ラジオ好きとしては、単純に人気があって面白い番組は続けて聞かせてくれよって話なんですけどね。
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