« そんなもん出来る訳ねえだろう | トップページ | 今回のスペシャルウィークの「魂ラジ」、正直イマイチ感あるなあ。 »

2010年8月28日 (土)

ニュース探求ラジオDig「ラジオの今とこれから」

28日のTBSラジオ「ニュース探求ラジオDig」が「ラジオの今とこれから」というテーマだったので録音を聞いてみました。野球が延長していたのですが、この番組は関東以外にもネットされているので、いきなりCM開けみたいに始まるんですね。普通スペシャルウィークとか言って聴取率調査っていうのはあんまりオープンにしないものだと思うのですが、この番組はモロ言っちゃってますね。まあ、よくラジオを聞いてる人はみんな知ってるだろうから私は言っちゃった方が潔くていいと思います。でも“生放送”で聞いてる人の調査っていう話でしたが、調査方式から言えば生で聞いてるかどうかは関係無いんじゃないでしょうか?受信機からデータが送られる機械式ならともかく、記述式だと聞いて無くても聞いた事にしてしまえるんじゃ?

ちょうどTBSラジオで始まったのがゲストの小島慶子さんが登場したとこだったようですが、小島さんしょっぱなから宣伝しまくりですね(笑)。もう何でも言えますみたいな感じでしたが、フリーになったからっていって何でも言える訳じゃないと思うのですが(苦笑)。

小島さんが子供の頃に初めて聞いたラジオって「中島みゆきのオールナイトニッポン」かあ。でも、小島さんニッポン放送の番組ばっかりでてくるじゃないですか(笑)。出て来る話「オールナイトニッポン」ばっかり(笑)やっぱり「オールナイトニッポン」は偉大な番組ですね。でも、あそこで出てた話よく解る(笑)子供の頃の深夜放送って衝撃だったもんなあ。話に出ていた当時はラジオの深夜放送の絶頂期の少し後くらいだと思いますが、今から思えばまだ華やかな時代でしたね。学校でも半分くらいは深夜放送を聞いてた感じでしたから。
小島さんの中途半端な美人は局アナに向いてるっていうのは名言かもしれないですね(笑)。

録音で毒蝮三太夫さんがゲストでしたが、大阪育ちの私にはラジオの象徴的な感じで毒蝮三太夫さんが紹介されるのがイマイチ実感としてピンと来ません。もちろんなぜそう言われるのかは知識的には理解していますが、放送をほとんど聞いた事が無かったですからね。私的にはラジオの象徴はやっぱり浜村淳さんや道上洋三さんだなあ。現役パーソナリティじゃなければ角淳一さんかな。
昔、毒蝮さんの「ババア」に非難が殺到した話はいろんな番組でよく聞きますけど、抗議する人とかもたくさんいるんですね。そりゃあラジオ聞いていて言葉を選んでほしいと思うときはあるけど、よっぽどのことじゃなきゃ別に良いと思うんですけどね。私は子供のときからラジオを聞いていますが、ラジオ局に抗議の投書をしたことは1回しかありません。楽しみで聞いてるもんにあんまり目くじら立てたくないし。

放送に対して抗議とかの声を上げる人の比率は極めて少ないという話がありましたが(ちなみに少数意見は無視していいという話ではありません。そういう事はおっしゃっていなかったと思います)、そういうことだと思います。私もこのブログでいろいろ書いていますが、放送局の方に見てもらって意見を聞いてもらおうと思ってはいません。このブログを立ち上げた動機は、同じ番組を聴いているラジオ好きの方々とラジオ話がしたかったというだけで、今のラジオに一石を投じてやろうという気はありませんでした。ラジオは個人に向けて放送している訳じゃないから。私が面白いと思っても人気が無くて終わる番組もあります。その逆もしかりです。個人的には少数の過激な意見に右往左往して当たり障り無い番組作りをして欲しくはありません。毒蝮さんみたいに「こういうのをやりたいんだ」という放送を作り込んでいけばいいと思うんですよね。それをリスナーがどう思うかだけの話ですから。
好みに合うあわないは当然ありますが、私はそういう話し手の思いが感じられる番組の方がパーソナリティの個性が出て魅力的だと思う。「キラ☆キラ」だって言葉が汚いとか否定的意見も多いみたいですけど、多くのリスナーが支持しているのは小島さんの思い切りに魅力を感じているんじゃないかなと思います。
タレントさんだと仕事の継続、局の人だと自分の局内での立場とかありますから、リスナーのように気楽には考えられないでしょうけど、上手くいかなかったら仕方ないと思うんですよね。こういう番組作ったら成功するっていう絶対方程式は無いんじゃないかなと思ったりします。

毒蝮さんから自分がやってるラジオは王道じゃないというお話がありましたが、私も毒蝮さんの「ミュージックプレゼント」は公開だし短い番組だし、ご自身がおっしゃるようにラジオの王道では無いと思います。王道っていうのはやっぱり「ゆうゆうワイド」とか「JUNK」のような2時間クラスのスタジオでパーソナリティがしゃべる番組だと思います。でもそれを毒蝮さんご自身が思っていらっしゃるのに好感を持ちました。あれだけ長くやっていれば「俺がラジオだ!!」みたいなこと言っても良さそうなのに、おっしゃらないところがいいですね。個人的に声優さんや若手芸人さんが30分くらいの番組で「ラジオっていうのはなあ、こうやってやるんだよ」みたいな事を言ってるのを聞くと冗談としても嫌な感じを受けます。そういうのは「キラ☆キラ」とか「オールナイトニッポン」みたいな帯の基幹ワイド番組をレギュラーでやってから言ってくれよと思います。固定されたファンリスナーの短時間番組を数年間何本かやったくらいで俺はラジオは見切ったみたいな話はあんまり聞きたくないです。

毒蝮さんの義手の方とのコミュニケーションの話を聞いて凄いなと思いました。毒蝮さんに話を聞きにくる芸人さんとかに勧めないというのも解る気がします。私はその放送を聞いていませんが、非常に難しいやりとりだと思いました。そこをあえて突っ込んでいくのは凄いですね。なかなか真似は出来ないやり方だと思います。世間がどう見るかとか、会社(放送局)がどう思うかとか、どうしても気になっちゃいますからね。
毒蝮さんのインタビューの後で小島さんが言葉ヅラについて話していらっしゃいましたが、言葉ヅラの裏で伝わるモノこそを大切にしたいみたいなことを小島さんはよくおっしゃっていますね。そこにこだわりがあるんでしょうね。毒蝮さんの後継者で中継もいいですが、個人的には小島さんにはスタジオで長い時間しゃべってほしいな。

リスナーさんから小島さんに「キラ☆キラ」以外に何のラジオをやりたいですか?という質問がありましたが、J-WAVEやりたいんじゃないですか?(笑)
UstreamやTwitterについて、若い人を取り込んでいままでのリスナーは置き去りにされるんじゃないかという質問もありましたが、小島さんがおっしゃるように局側が新技術を見られる人、見たい人はみればいいというスタンスでやってくれると嬉しいなと私は思います。個人的にはラジオを聞きたいのであって映像が見たい訳じゃないので、画面が無ければ成立しない放送だけはして欲しくないと思っています。ラジオ番組として音だけの部分が成立しているなら、あとは気が向いたら見るから何でもやってくれっていう感じです。「Dig」はその部分の危険度が最も高い番組と思いますが、たまに聞いていますが、今のところ画がなきゃ聞けないラジオにはなって無いとは思います。

ラジオで挫折したことがありますかの質問で、久米宏さんメインの番組で、久米さんを気持ち良くさせるだけの放送じゃ無くしたいっていうのは小島さんの心意気だなと思いました。なんだかんだいっても気持ちよくさせて欲しそうな大御所パーソナリティは多いような気がするんですけどね(笑)。これは勝手な判断なんですけど、私はメインと対等な雰囲気で話せている人はパーソナリティで、相槌や提供クレジットや告知読みが主であまり自分の言葉を挟まない人はアシスタントだと思っています。ABCラジオの「おはようパーソナリティ道上洋三です」の秋吉英美さんなんかはアシスタントと紹介されますが、私はパーソナリティだと認識しています。「日曜天国」の中澤有美子さんは微妙だけど個人的にはアシスタントだなあ。

「ラジオは潰れたメディア」だと友達に言われた若いリスナーさんの質問が紹介されていましたが、「潰れたメディア」っていうのキツいなあ(苦笑)。ラジオの面白さを理解してもらうのは、小島さんのおっしゃるように聞いてみてもらうのが一番だと思いますね。ハマるハマらないはあるでしょうけど、人気番組なら面白く無いっていう人は少ないと思います。

ラジオ童貞を何で捨てるかが大事みたいな話がありましたが、「キラ☆キラ」で捨てるのもいいんじゃない?「キラ☆キラ」だったらラジオ童貞をドブに捨てるって感じにはならないんじゃないかなと思います。ラジオの楽しさがよく伝わる番組だと思いますよ。ただ「キラ☆キラ」で捨てると深夜の芸人ラジオでもモノによっては物足りなくなるかも?

深夜営業の方で編成部の次長さんが出演されていましたが、珍しいケースだと思いました。しょっぱなからリスナーさんの聴取率が良いのに終わる番組があるのは何故ですか?っていう質問が紹介されていましたが、質問もズバッとくるなあと思いましたが、取り上げる方もなかなかですね(笑)。推測は出来ますけどリスナーとしては良く思うことだし興味ある質問です。
「ストリーム」が終わる理由は首位が取れなかったからっていう話でしたが、事業仕分けじゃないけど別に2番でも終わらせなくてもいいと思うんですけどね。変えなきゃいけないとしたらって話でしたが、なぜ無理矢理変えなくてはならなかったんでしょう?変えないという選択は無かったような口ぶりでしたがちょっと疑問が残りました。
「ストリーム」終了時にクレームが強かったという話がありましたが、当時自分が担当してなかったり、納得出来てない仕事に対するクレームの対応って嫌なんですよねえ。その部署に配属されたからには対応しないとしょうがないんですけど、サラリーマンの辛いとこですね(笑)。
「アクセス」はスポンサー問題ですか。まあ、編成の方がおっしゃるのでそういう理由なんでしょうね。経費削減については否定はされていませんでしたけど、個人的にはこっちの理由が大きいと思うんですけどね。局アナの番組に変えたかったって言って欲しかった部分もあるなあ。だっておっしゃる通りだったら後番組を局アナの番組ばっかりに変える必要無いじゃないですか。

今のワイド番組トップ10は全部TBSラジオの番組みたいですね。あそこまでTBSラジオの番組が続くと、逆に「ゴールデンラジオ」が頑張ってるなと感じましたね。何でそうなるかって話がありましたが、ニッポン放送がライブドア問題でじっくり仕事に取り組めなかったという話がありましたが、私はちょっとどうかなと思います。「ゆうゆうワイド」と「JUNK」のところがトップならイモ蔓式に全体が上がるんじゃないかと思います。ラジオは番組よりも局にリスナーが付き易いです。朝に「ゆうゆうワイド」を聞けば、ナイターまではずっとTBSラジオ固定というのが多いのではないでしょうか。そして「JUNK」の学生リスナーは大きくなってAMラジオを聞くとすればTBSラジオを聞く可能性が高いと思います。強い番組がひとつあるとそこから広がるような気がするんですよね。私は最近東京に来たばかりでそのあたりの変遷は解りませんが、どこかでニッポン放送の番組よりTBSラジオの番組の方が良いとリスナーに思われた期間があったんでしょうね。

radikoがまだ広告収入に頼っているのでコスト面での問題があるという話がありましたが、難しい問題ですね。値段によりけりの部分はありますが、個人的には有料でも利用するかも。もし大阪の放送が聞けるようになったなら何万もしなければ迷わず有料でもすると思います。でもそういう人は少ないでしょうから収益を上げるのが難しいかもしれませんね。
大根さんが「ゆくゆくは全国放送に・・・」っていうアンタッチャブルなゾーンにグイグイ突っ込んでいかれていましたが、それはラジオ局の方からは言いにくい話だと思いますよ。技術的にはやれるのに全国放送をやってないのがradikoですから。ローカルな詳しい情報を全国に放送しても解らないので意味が無いみたい感じの説明もありましたが、全国放送出来ないのは情報提供の問題じゃないでしょうに(苦笑)。ラジオ好き的にはネットで全国の放送が聞けるというのは悲願みたいなとこがありますけどね。

放送を聞いて「ラジオの今とこれから」っていうテーマからいうとちょっと的外れな感じはしましたが、非常に面白い放送だったなと思いました。
個人的にはいまからインターネットやテレビを超えるような大発展はしなくていいから細々とでも面白い放送を続けられる努力をしてくださいと思います。大根さんがラジオは10年15年と長く続けていけるのがいいみたいな話をされていましたが、それはやっぱり人気番組の話であって、短い期間で終わる番組も当然あるので、「Dig」も長寿番組が保証されている訳じゃないと思うんですけどね。

ホームページでTwitterのプリントアウトを見ましたが、あの紙の山はムダなんじゃないですか?カンニング竹山さんもネットラジオでおっしゃっていましたが、ああなるとTwitterは使い易いようで使いにくい感じがしますね。あれだけ来ると結局読めないんじゃないでしょうか。

水野アナは微妙に「聴取率調査週間」が言えてなかったような気がしました。まあ、ご愛嬌ですけど(笑)。別にいいんですけど、水野アナはちょっと原稿読みが不明瞭だったり噛むのが多い印象を受けますね。聞いてる分には個人的には腹が立つみたいな感じでは気にはならないですけど、素人が偉そうに言って申し訳ないんですけど、もうちょっとしっかり読めるように頑張ってほしいなあ。そうすればもっと今以上に楽しんで放送出来るようになる気がします。

« そんなもん出来る訳ねえだろう | トップページ | 今回のスペシャルウィークの「魂ラジ」、正直イマイチ感あるなあ。 »

コメント

いつもブログを楽しく拝見させて頂いております。…こちらへお邪魔したのは城田さんのANNがきっかけでしたが、遡って見たりと、全て読ませて頂きました。他ブログだと、興味の無い話題はスルーしたりするのですが。何か楽しさが伝わって来るので、ついつい見てしまうのです(TVで苦手な山里さんまで;)。ブログを立ち上げた動機など、興味深かったです。好きな気持ち・楽しむ姿勢ってシンプル。だけど、(演劇ファンもそうですが)入り込んでしまうと結構上目線になったりと、辟易してしまう事も多々…。自分がこちらへお邪魔している&楽しめる&以前よりラジオを聞く回数が増えた★理由を再確認しました。
暑さのせい(という事にしておこう)で、とりとめの無い長文、すみません。これからも楽しみにしておりますm(_ _)m

葛西さんコメントありがとうございます。
私の拙文を読んでいただいて、楽しんでいただけているのなら幸いなのですが、全部読んでいただいたのですか!?書いてる本人ですら多過ぎて読み返さないのに。アクセス解析とかで昔の記事のタイトルとか見て「俺何の事書いたんだろ?」って思う事がよくあります(笑)
基本番組を聞いてるリスナーに伝わればいいやって感じで書いてるので、番組を聞いていない人が読んだら訳解んないんじゃないですか?

できるだけ上から目線にならないように書いてるつもりなんですけど、けっこうなってますよね(笑)。業界全く関係なしの素人なのに(苦笑)たまに放送局の人が見てるなと思う時あるんですけど、一人のリスナーが率直に思ったこととして書いています。その上で局の方とかが読んでいただけるなら嬉しいですね。パーソナリティや番組サイドを変に意識すると面白かったですしか書けなくなっちゃいますから。

演劇ファンも普通には周りに少ないかもしれませんが、ラジオ聞いてる人も少ないんですよ。何万人も聞いてるはずなんですけど、普段私の周辺でラジオの話が出る事はまずないです。だからネットでラジオ話が出来るのは楽しいんですよね。

山里さん苦手ですか。面白いしゃべり手なんですけどね(苦笑)

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ニュース探求ラジオDig「ラジオの今とこれから」:

« そんなもん出来る訳ねえだろう | トップページ | 今回のスペシャルウィークの「魂ラジ」、正直イマイチ感あるなあ。 »

2025年4月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
無料ブログはココログ