「キラ☆キラ」での水樹奈々さんの著書「深愛」の書評
私がよく読ませていただいているMasaruSさんのブログ「ラジオ批評ブログーー僕のラジオに手を出すな!」を読んでいますと、TBSラジオ「小島慶子 キラ☆キラ」の吉田豪さんのコーナー「コラ☆コラ」で水樹奈々さんの著書「深愛」の書評があったと知って、かなり感動的な内容とのことらしいので、録音していたものを聞いてみました。始まる前にYahoo!知恵袋の吉田豪さんに対する水樹さんがらみの非難めいた質問を紹介していましたが、本人の目の前で読まれる気分って複雑なんじゃないでしょうか(苦笑)。
水樹奈々さんのラジオと言えば、今では「水樹奈々 スマイル・ギャング」など冠番組他多数ですが、私はそういうのは希にしか聞いた事が無く、何回かこのブログで書いているかもしれませんが、個人的な水樹奈々さんのラジオの思い出としてはMBSラジオ「オレたちやってま〜す」城島雨上がり班やネットラジオ「おしゃべりやってまーす」火曜日でのTOKIOの城島さんや雨上がり決死隊さん、よゐこさん達とのトークが記憶に残っています。Wiki情報によるともう10年くらい前のことになるんですね。
歌っているところも同番組のイベントで観たことが2度ほどありまして、1度目はゲストでしたので、正直に言うと「声優さんなんだろうなあ・・・」っていう認識しかありませんでした。サイリュームを振って応援していたファンの人が熱いなっていう印象の方が強く残っているくらいでした。2度目はレギュラーパーソナリティとしての出演だったので水樹奈々さんだと認識はしていましたが、パーソナリティがカラオケ一曲披露っていう感じのコーナーで、何を歌うんだろうと思っていたら「残酷な天使のテーゼ」を歌われていました。賢い選曲だなと思いましたね。知名度がある曲だから我々みたいなアニメを見ない人でもなんとなく知ってるし、自分のファンも納得するだろう選曲だと思いました。ここでキャラソンとか歌われると我々アニメを見ないリスナーはポカ〜ンになりますから。今となっては武道館とかでやるアーティストですから、そんなミニイベントで歌ってくれそうにないですけどね。
正直なところ個人的にはラジオパーソナリティ水樹奈々はあんまり好きじゃありませんでした。当時私がよく書き込みをしていたYahoo!掲示板でもアンチ的意見が多かったので、あまり当時の番組リスナーにウケはよく無かったかもしれません。「オレたちやってま〜す」という番組は芸人・アイドル・役者・声優などジャンルの違う人を集めてトーク主体に展開する、MBSラジオお得意の他人数ラジオだったのですが、その中に入ると水樹さんはあんまり積極的にしゃべってる印象が薄かったんですよね。聞く人によってはキャラ守ってる感じにも聞こえたことでしょう。
ただ、私は嫌いじゃなくて、もったいないなと思っていました。素人が偉そうに言いますが、まず声は通るし読むのも上手いのでラジオでしゃべる上での基本的なポテンシャルの高さは感じられました。ノリも悪く無くて、当時の水樹さんの持ちギャグに演歌調で宛先を読むとかいうのがありまして(城島さんが好きだったなあ)よくやってくれていましたし、罰ゲームか何かで「うる星やつら」のラムちゃんコスプレをリクエストされて、それをやってくれたりもしました。当時の放送はスタジオの様子をネットでライブ中継していて、ザラザラの小さな画面を見て笑っていたのを思い出します。雨上がりの宮迫さんから「奈々ちゃんほんまありがとう」みたいなことを言われていたのを覚えています(そこまで感謝されることなんだろうか?)。というようにやれば出来そうなのに積極的に行かないのがもどかしいなと思っていました。振られたらやるのに、振られないとやらない。この番組はちょっと強引に切り込んでいくパーソナリティの方が面白かったりするんですよね。ひと言で言えば当時は「優等生」っていうタイプのパーソナリティでした。たまに何かの弾みで「水樹奈々 スマイル・ギャング」を聞いたりしたこともあるのですが、冠番組のせいかキャリアを重ねられたのか、芸人のキツいツッコミが無いからなのか、のびのびやっていらっしゃる印象があります。
思い出話が長くなりましたが、「キラ☆キラ」での話に戻りますと、私は水樹さんの著書「深愛」は読んでいませんが、ラジオで語られる本の話を聞く限りでは、苦労に苦労を重ねて花開いた感動のストーリーとも言えますし、斜めに言えばメジャーになったから語れる話だなとも思いました。同じように苦労して花開かず終わった芸能界を夢見た女の子はたくさんいるだろうから・・・
セクハラを受けたというくだりではピエール瀧さんと小島慶子さんで即興セクハラシーン朗読をやっていて、男の先生はもっと若い感じだろうっていうようなツッコミコメントが入っていましたが、されてる方ももっと若いだろう・・・とか思ってしまいました。まあ、セクハラが事実であれば、こんなバカ話をしていられない笑えない事ですが。
結婚の話を聞かれて「まずは恋愛から」と答えるというくだりでは、三十路越えにして昭和のアイドルか?みたいな話がありましたが、水樹さんが恋愛してるかどうかは知りませんが、彼女らしい答だなと思いました。
ウチの娘は紅白に出ると言って笑われてきたお父さんへのメッセージが「深愛」だそうですが。私も笑ったひとりだったかもしれません。年末になると前述の「オレたちやってま〜す」で紅白常連の城島さんと話していた時に「紅白出たい」という話をされていたと記憶しています。聴いていて「無理だろ」と思っていました。当時の時点でも水樹さんは人気声優でしたが、紅白はちょっと遠過ぎると思いました。そんな話もあったので時を経て水樹さんが紅白に出るとニュースで見たとき、会った事も話したことも無い人だけど、よかったねと思いました。
本の中で堂本剛さんやともさかりえさんが堀越の同級生っていうくだりがあるそうですが、やってますリスナーとしては佐藤仁美さんも入れてほしかったな(笑)佐藤仁美さんも「オレたちやってま〜す」のレギュラーだったので、ラジオでいっしょになる回もあって同級生同士で話をしていましたが、まあ仲は・・・な感じでしたね。ネットで見てみると、そういうことかって噂もあるみたいですね。
水樹さんは演歌も歌いたいみたいですけど演歌のCDも出してほしいですね。今の勢いなら出せるでしょう。
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